炭素繊維は耐震補強にも活用されています

カーボンは、建築の分野でも活躍しています。カーボンの強度や軽さを活かして、炭素繊維(カーボンファイバー)をシート状にしたものを、耐震補強材として利用します。

炭素繊維を用いた耐震補強は、カーボン自体が軽量であるため、非常に簡単に行う事ができます。特にSR-CF工法というものが確立されたことにより、炭素繊維による耐震補強は広く普及していきました。

炭素繊維による耐震補強の特徴

炭素繊維によって建物を補強する場合、炭素繊維シートを用います。SR-CF工法によって、炭素繊維シートの柱や梁に巻きつけるだけで基本的な補強は完了します。カーボンが軽量であるため、大掛かりな機材を必要とせず、工事に要する期間も大幅に短縮できます

火気や溶接も不要で、騒音や振動も少ないといったメリットがあります。