ドライカーボンとは?

カーボン繊維を用いてプラスチックを強化した、いわゆる繊維強化プラスチックの1つです。

一般的にプラスチックに繊維を強化材として複合させたものをFRP素材(Fiber Reinforced Plastics)と言いますが、中でも強化材としてカーボン繊維を用いているものを炭素繊維強化プラスチック(CFRP: Carbon Fiber Reinforced Plastics)と言います

ドライカーボンとは、そのCFRPの成形工法の一つです。

自動車産業や航空宇宙産業において、レーシングカーや飛行機などの部品に使われているます。

最大の利点は、鉄やアルミなどの強度と同程度の硬さを持ちながらも、軽量である点です。ただし、その加工には特別な設備や技術が必要で、カーボン加工の工程にも手間がかかります。非常に有用なカーボン素材ではありますが、製作コストは高くつくというのが現在抱えているカーボン加工における問題点です。