ウェットカーボンは、ドライカーボンと同じように、カーボン繊維を用いてプラスチックを強化した、いわゆる炭素繊維強化プラスチックの１つです。カーボン繊維に樹脂を塗りこみ、自然乾燥させて形成するCFRPの成形工法の一つです。

自家用車などの、一般向けの自動車に使われているカーボン加工製品は、多くの場合このウェットカーボンによって造られています。

ドライカーボンに比べると製造工程が簡単で、コストを抑えて生産することができるというメリットがあります。その一方で、ドライカーボンよりも重く、強度も弱くなるというデメリットもあります。