カーボン加工の技術は医療現場にも活用されています

カーボンを利用した素材である炭素繊維強化プラスチックは医療機器にも利用されています。具体的には、小型用X線装置やレントゲン天板などに、カーボン加工の技術が応用されています。X線装置やレントゲンにCFRP(炭素繊維強化プラスティック)が用いられている理由は、カーボンの持つX線透過率の高さが関係しています。

X線透過率が高いことによって、人の体への被爆量を抑えることができます。被爆量を抑えるので、人体への悪影響を最小限にとどめることができます。カーボンを加工することによってつくられる、X線透過率の高い炭素繊維強化プラスチック(CFRP)性のレントゲン機器は、最も適した素材と言えます。

また、炭素繊維強化プラスティック(CFRP)を加工してつくられた天板や治具などのレントゲン機器を使用すると、高画質なレントゲン写真を撮影することができます